まつゆかさん 099 [私の出産] | 第2回ぐるっとママ懸賞作文

「私の出産」~母から子へ伝えたい言葉~

第2回ぐるっとママ懸賞作文

まつゆかさん 099 [私の出産]

母は強し〜奇跡の出産〜
今こうしてそばにいられることが幸せです。あなたを全力で守り続けるからママはスーパーマンより強いんだからね。
 

 
 上の子の出産が難産だったため出産はもうしたくないから2人目はいいかな。
と初めは思っていました。でも上の子が3歳になるころ、余裕が出てきてやっぱり妹か弟がいると楽しいはずと思って妊活を始め、無事下の子を授かりました。妊娠中は何の問題もなく、つわりもなく過ごしていました。
 後期に入り逆子が治らなくて、先生からも次帝王切開の同意書と日程決めましょうと言われていた検診でクルッと頭が下に。先生もこの大きさで戻るなんて。奇跡です。良かったですね。と言われ嬉しかった反面全く動いてなかったため出産に向けて運動開始!ひたすらお散歩、お散歩。ですが、やはり大きめの我が子。もう産まれてもいいのに全く産まれる気配はなく、上の子と同じように誘発剤での出産となりました。入院準備をして誘発剤開始。
 「今日一緒によろしくお願いします」
と、挨拶してくれた助産師さん。あれ?見たことがあると思ったら上の子の時ずっとそばにいてくれた助産師さん!上の子を出産した病院は先生がご高齢ということで閉業したので移動してきたと。本当に素晴らしい助産師さんだったのでまさかの再会と安心感に包まれてホッとしました。こんなことってあるんだなぁと。誘発剤開始数時間が経っていたけど経産婦ということもありこれではまだだなぁと余裕もありながら1日目は全く陣痛には繋がらず終了。微弱陣痛のまま一晩明かし、翌日誘発剤開始。3時間ほどである程度の陣痛に。シフトではなかったのに気になって駆けつけてくれた助産師さん。
1分間隔になったけど、子宮が開かず私には分からないけど、「ちょっと見ますね」と何やら重苦しく内診。やっぱりと言って先生を呼びました。どうやら逆に回ってるから下からは産めないし赤ちゃんの心拍も下がってきてますと。陣痛もMAXだったので、切ってください。とお願いしたものの、すぐにはできないからとレントゲンやら何から全部済ませてサインをしようとしたとこに院長先生が。
 「上の子は?3700グラムです。推定は3800です。」
内診をして、院長先生から、
「いこう!」との声。「お母さんこのまま出産します。お母さんがいきむと赤ちゃん息できないからずっと息吐き続けて酸素を送ってあげてください!」と言われても苦しいのにとNSTの画面をみると一本の線の心拍の表示。私がいきむと赤ちゃん息してない。それから私はひたすら願いながら息を吐き続けました。
総合病院だったので救命の小児科呼んで!など付き添いの旦那も外に出され一気に部屋がバタバタしてました。私は酸素がなくなってきて意識が朦朧と。次のいきみで一気にいくよと、院長先生、主治医、助産師さんが子宮に手で回転させながら吸引の機械、お腹の上には押し出しで出産のためもう1人助産師さん。
「いくよ!きた!せーの!いきんで!」
その掛け声で力を振り絞りいきみました。産まれた感覚は分かったけど声が聞こえない。救命に手渡され手術台の電気がついて心臓マッサージをしているのがうすら目で見えました。それから数分後大きな鳴き声が。安心と疲れが一気にきました。どうやら判断ミスということで主治医は院長から怒られ中。まさかまさかの4014グラム!推定体重をはるかに上回る大きさ。私自身4010グラムだったので遺伝かな。あとからお母さんに聞くと全く同じように私も産まれてきたと。これも遺伝かな。
 壮絶な出産で生まれた長男は今10歳。どこも問題なくすくすく悪ガキで育っています。
 母は強し。この出産でその言葉がよく分かりました。どんなに苦しくてもどんなに辛くてもお母さんは我が子を守れるんだなと。無事今があることに感謝。4人家族になれたことが私にとって何よりもの幸せです。奇跡に包まれたあなたの出産きっとこれからも奇跡を起こす素晴らしい人生になるでしょう。
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