過去に悩む人へ | 選択理論心理学・柿谷先生のコラム

人は変えられないが、自分は変われる。そして、幸せを生きる。

選択理論心理学・柿谷先生のコラム

2019.11.14

過去に悩む人へ

このコーナーは選択心理学会会長の柿谷正期氏のブログから引用したものです。



どんな悲惨なことが過去に起こったとしても過去は変えられない。人は現在に生きているので現在欲求充足をするしかない。
過去に虐待を受けた人は、現在の問題に直面している。

その問題の99%は、良好な人間関係の欠如ということだ。これは本人、あるいは周囲の人が外的コントロールを使っているからだ。
従って、過去ではなく将来に焦点を当て、良好な人間関係を現在見つけ、さらに良好なものにすることだ。

良好な人間関係を現時点で創造できれば、過去にどれ程ひどく苦しいことを体験していたとしても、良い人生を送ることができる。

人はPTSDで苦しむのではい。悲嘆体験もせいぜい6ヶ月、長くても1年。時間が経過しているのに、なおも悲嘆にくれているのは、
現時点でそれに代わる人間関係を持っていないことにある。

過去を埋め合わせるという考えは受け入れがたいかもしれないが、現在を扱う以外にできることはない。(pp.6-8)

柿谷正期(日本選択理論心理学会会長)

日本選択理論心理学会ニュースレター76号より

 

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