脳を活性化させる10の方法⑧ [薬学博士からのアドバイス] | 薬学博士 竹内久米司さんからのアドバイス

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薬学博士 竹内久米司さんからのアドバイス

2023.04.27

脳を活性化させる10の方法⑧ [薬学博士からのアドバイス]



科学的栄養学No.228

102歳をらくらく生きる脳科学的健康講座

◇脳を活性化させる10の方法⑧

 

「脳の構造は非常に複雑だが、脳を変えるのは簡単だ」こう語るのは「脳メンテナンス大全」の著者で米国の脳科学者クリステン・ウィルミア氏。

 

前回に続いて、誰でも実践しやすい「10分で脳を活性化させる方法」を紹介していきます。

 

脳を放っておいてはいけません。それは、あなたが何歳であろうと、脳を改善することは可能だからです。
 

今すぐ始められる10の方法を紹介していきます。

 

1. 早歩きする

ほんの短い時間でも運動すること。
 

脳の血流が増え、創造性が高まり、新しいアイデアが生まれやすくなり、全体的な実行機能が向上します。
 

仕事中に頭が働かなくなったときや、大きな会議の準備をしなければならないときには、脳とキャリアのために、オフィス周辺を早足で歩きましょう。
 

私もこの効果は実感しております。講座の資料つくりに迷ったときには即実行です

 

2. ダークチョコレートを食べる

ミネラルが豊富なダークチョコレート。
 

健康に良いとされる植物成分、フラボノイドを多く含む。
 

フラボノイドはフリーラジカルを消し、脳への血流と酸素供給を促進する。
 

研究では、記憶力と反応速度を測定する2時間前にダークチョコレートを食べると、その両方が向上した。注意してほしいのは、この効果はダークチョコレートに限られることです。ミルクチョコレートやホワイトチョコレートにはフラボノイドはあまり含まれないからです。

 

3. 背筋を伸ばして座る

胸を張り、首と背筋を伸ばして座ると、脳への血流が一気に増える。また、正しい姿勢で座ると、他者からの評価が上がり、自信が増します。

 

4. 利き手でないほうの手で書く

このちょっとしたエクササイズは、脳をなじみのある安全地帯から外へ引っ張り出すことでニューロン新生を促し、既存のニューロンの接続を強化する。

携帯電話での文字入力やパソコンでのタイピングばかりしている人は、文字を手で書くだけでも、脳にとって新鮮な刺激になりますよ。

 

5. ブルーベリーを食べる

新たなニューロンを育てたいのであれば、ブルーベリーをたくさん食べよう。

ブルーベリーにはフラボノイドやポリフェノールなど、体に良い成分が多く含まれる。これらの成分はニューロン新生を促進することが知られています。

 

6. 語彙を増やす

語彙を増やすと、認知機能や知性が高まり、海馬では新たなニューロンが続々と生まれる。

これを毎日続けるには、例えば、日々新たな言葉を紹介する日めくりカレンダーを買うか、そのような機能を携帯電話の辞書アプリにダウンロードするといいだろう。

 

7. 毎朝、今日をより良く生きる方法を思い描く

このエクササイズを実践すると、心が落ち着き、ストレスが減るだけでなく、気分が明るくなり、仕事、運動、生活全般において、能力を最大限発揮できる。

プロのスポーツ選手や企業の経営者も、この戦術を重要なイベントの前に使ったり、毎朝の習慣にしたりしている。

 

8. 10分間の空白時間を持つ

テレビも電話もない部屋にこもる。

電話の着信音、ブザー、チャイム、ニュース、テレビ番組など、気が散るもの、拘束されるもの、ストレス源になるものが何もない部屋で、
10分間、目を閉じたり開いたりして過ごそう。

 

このエクササイズは交感神経系を鎮めるので、朝行えば、終日、精神と感情をコントロールしやすくなる。

 

9. 香りでストレスを解消しよう

家やオフィスでエッセンシャルオイルを使うと、ストレスを和らげ、交感神経系を落ち着かせ、脳波を変化させ、ひいては認知機能と気分を向上させることができる。
 

例えば、ラベンダーはストレスを軽減し、ベルガモットは活力を高め、フランキンセンスは脳への酸素供給を促進することがわかっている。

 

10. 感謝していることを一つ書く

感謝していることを一つ、付箋に書き、バスルームの鏡や冷蔵庫の扉、オフィスのパソコンなど、1日に何度も目にする場所に貼っておこう。

この小さなリマインダーは、それを見るたびにあなたを落ち着かせ、ストレスを和らげ、気分を上げてくれる。

 

あちこちで、すでに言われている当たり前のことのようですが、取り入れ実践したい方法があれば試してみる価値はあります。
 

私的に1と2、5あたりが一番効果的で実感できる項目でした。

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