“めまい”は気圧の変化で起こりやすくなる? [薬学博士からのアドバイス] | 薬学博士 竹内久米司さんからのアドバイス

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薬学博士 竹内久米司さんからのアドバイス

2021.11.18

“めまい”は気圧の変化で起こりやすくなる? [薬学博士からのアドバイス]



科学的栄養学No.180

 

◇“めまい”は気圧の変化で起こりやすくなる?

 

毎年、梅雨時や台風、爆弾低気圧などによる気圧の変化で、めまいや、頭痛、耳鳴りなど体調を崩してしまう人が多いといわれています。

みなさまはいかがですか?

 

なかでも、めまいがその代表的な症状として知られています。

 

めまいには、いくつかのタイプがありますが、「メニエール病」がその代表。

 

自分や周囲がぐるぐる回っているように感じる回転性のめまいが現れます。
 

私のパートナーもこれまで何回か発症したことがありますが、ひどいときには1週間ほど食事もとれず寝込んでしまいます。

この、メニエール病も気圧の変化が発作の誘因になりやすいようです。

 

もちろん、めまいは気圧の変化だけでなく、過度なストレスや睡眠不足などに加えて、加齢に伴い発症しやすくなる可能性もあります。

 

メニエール病の症状以外にも、めまいには、目がぐるぐる回る、左右にグラグラ揺れる、歩いていてもふわふわするなの症状で姿勢を保てないという場合もありますが、ともかく適切な治療を受けるために医療機関を受診することが必要です。

 

さて、気圧の変化でめまいを発症する器官として耳が深くかかわっています。

 

私たちの耳や目、足の裏には体のバランスを保つ平衡機能が備わっています。
 

中でも大きな働きを持つのが耳なのです。

 

耳の奥の位置の「内耳」にあるセンサーが気圧の変化を敏感にキャッチしています。
 

内耳にある三半規管と耳石器を合わせた前庭器において、体の回転や傾き、スピード、さらには気圧の変化を感知しています。

 

何らかの影響で左右どちらかの内耳に障害がおこると、目や足の裏の平衡機能との間で感覚のズレが生じ、めまいやふらつきとして感じることになります。

 

めまいを予防・改善するために日常生活で心がけることは、なんといっても十分な睡眠とストレスの解消です。

 

多忙に任せて睡眠時間を減らしたり、ストレス解消のための気分転換などの時間を削ってしまわないようにすることです。

 

気圧の変化などで、体調不良を感じたときには、でいるだけ無理はせず自宅でゆくり過ごせるようスケジュールを調整してみましょう。

 

ともかくめまいの起こりやすい状況を回避することが優先されます。

 

なお、こまめな水分補給や適度な運動も予防につながるとされてます。

 

また、めまいを起こしやすい人は、長時間の入浴や悪天候時の外出はひかえるようにしましょう。

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