2020.11.04
悪口は 受け取らないと 相手の元に戻る [保育・食育のプロからのアドバイス]
虐待事件予防のためのチョイスセオリー。
人は悪口を言われたから傷つくのではなく言われた悪口を受け取るから傷つくのです。
私たちには相手の状況を認めるが受け取らない選択か出来ます。
これは釈迦の名言のお話しです。
あるところに、釈迦が多くの人たちから尊敬される姿を見て、ひがんでいる男がいました。
「どうして、あんな男がみんなの尊敬を集めるのだ。いまいましい」
そこで、男は散歩のルートで待ち伏せして、群集の中で口汚く釈迦をののしってやることにしました。
「きっと、おれに悪口を言われたら、汚い言葉で言い返してくるだろう。
その様子を人々が見たら、あいつの人気なんて、アッという間に崩れるに違いない」
そして、その日が来ました。
男は、釈迦の前に立ちはだかって、ひどい言葉を投げかけます。
釈迦は黙って、その男の言葉を聞いていました。
弟子たちはくやしい気持ちで、
「あんなひどいことを言わせておいていいのですか?」とたずねました。
それでも、釈迦は一言も言い返すことなく、
黙ってその男の悪態を聞いていました。
男は、一方的に悪口を言い続けて疲れたのか、
その場にへたりこんでしまいました。
男はなんだか虚しくなってしまったのです。
その様子を見て、釈迦は、静かにその男にたずねました。
「もし他人に贈り物をしようとして、その相手が受け取らなかった時、その贈り物は一体誰のものだろうか」
こう聞かれた男は、突っぱねるように言いました。
「そりゃ、言うまでもない。相手が受け取らなかったら贈ろうとした者のものだろう。わかりきったことを聞くな」
男はそう答えてからすぐに、「あっ」と気づきました。
釈迦は静かにこう続けました。
「そうだよ。今、あなたは私のことをひどくののしった。
でも、私はそのののしりを少しも受け取らなかった。
だから、あなたが言ったことはすべて、あなたが受け取ることになるんだよ」
マイナスのエネルギーに振り回されない生き方を
学んで実践したら、他の人悪い態度や言動に影響されず、
むしろ悪い言動を言う人が、相手にされなくて虚しくなり、この社会から減って行きます。
イライラするのは、相手のマイナスのエネルギーを受け取った状態で黙って見守って、「なるほど」と考えて受け取らない
選択が出来れば、イライラの原因は、なくなります。
happy子育て!出版記念講演!
イライラお母さんが突然子育て上手になりました!
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