幸せを育む素敵な人間関係 その⑩ [柿谷先生のコラム] | 選択理論心理学・柿谷先生のコラム

人は変えられないが、自分は変われる。そして、幸せを生きる。

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2021.01.16

幸せを育む素敵な人間関係 その⑩ [柿谷先生のコラム]

「ベストを尽くす生き方」

先日、医師で日本笑い学会副会長の昇幹夫先生が書かれた記事「笑いは心の栄養素」を読ませていただきました。

「・・・・・人間は死ぬからいいのです。終わりがあるから、安心して限りある人生を精一杯生きようという気になるのです。この原稿だって、たった7ページと思うから読んでみようという気持ちになったんでしょう。

これが数千ページにのぼる○○白書だったら誰が読みますか?

花火だって消えるからいいのです。いつまでも夜空で光っていてごらんなさい。「早く消えろ、首が痛い」とわめく奴が出てくるに決まっています。

我々は地球という島に島流しにあった死刑囚なのです。必ず終わりが来る。その中に模範囚もいればどうしようもない奴もいるけれど、皆に共通しているのは修行しなきゃいけないということです。」


 


ここで言われている修行とは、どんなことでも自分がこれだと思うことに、ベストを尽くして諦めないで取り組むことを意味しているのではないか、と思いました。

人生には、どんな人でも、大なり小なり、問題、悩み、試練があります。過去のせい、人のせい、環境のせいにしている間は、不平、不満、批判が口から出るばかりで、自分が修行していることになりません。

まずは周りがどうであれ、自分はこうしたい、こうなりたいと決めて、自らがイニシアティブを取って行動し始めることです。
修行ですから、うまくいかないこと、やめたくなることがあって当然です。

でも、自分がベストを尽くす過程で成長、変化していくと、物事のとらえ方、考え方が変わったり、「過去と他人は変えられない、変えられるのは未来と自分」であることがわかって来ます。

そして、ベストを尽くすことで、本来持っているのに発揮されていなかった自分の長所が見出されたり、無理と思っていたことが努力の積み重ねでできるようになったり、と感動することがたくさん出てくるはずです。

そしてやがて、私たちの心の中に希望、不屈の精神、自信、楽観主義、尊敬、責任などの実が、必ず結ばれていくようになると確信しています。
 

著者:柿谷 寿美江
発行:クオリティ・コミュニティをめざす会
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