幸せを育む素敵な人間関係 その⑨ [柿谷先生のコラム] | 選択理論心理学・柿谷先生のコラム

人は変えられないが、自分は変われる。そして、幸せを生きる。

選択理論心理学・柿谷先生のコラム

2020.12.14

幸せを育む素敵な人間関係 その⑨ [柿谷先生のコラム]

「幸せに」なるための四つのステップ

 私自信が幸せになるために学んだ、四つのステップを述べてみたいと思います。

ステップ1・・・・比較をしない生き方
 
結婚した当初、夫も私も学生でした。どうしても家事の負担のかかる私は、夫と自分を比較して自分ばかりが損をしている、と不満に思うことがありました。

まず私にとって学ぶ必要があったのが、人と比較しない人生を生きることでした。

自分は自分、人は人。

比較は不幸の始まりです。



ステップ2・・・・相手を変えようとしない生き方

大学院を卒業した後、アメリカで長男が、日本に戻ってから次男が生まれ、私は子育てで大忙しになりました。「全行動」のところでも書いたように、なかなか思い通りにならない子どもたちに怒ったり、叱ったり、時に叩いたりの毎日でした。

夜、寝顔を見ながら、明日こそ優しいお母さんになろう、と決心して寝るのですが、同じことの繰り返しでした。

グラッサー博士が教えておられる選択理論を学んで、相手は変えられない、変えられるのは自分だけ、と考えることが少しずつ出来るようになりました。

それから生まれた三男に対しては、怒ることのない楽な子育てができるようになりました。

 


ステップ3・・・・問題が起きた時は冷静に穏やかに話し合って解決する

 おととしの秋頃、17年間携わってきた「問題を持った方々との共同生活」を続けることが難しくなってきました。

自分自身の欲求が満たされず、このまま続けると自分自身がだめになってしまう、と感じました。

それまでも何度か辞めたいと思うことがあり、夫に言うと「いつ辞めてもいいよ」と言ってくれました。

その一言が励みになって、気分転換をして続けてきました。

でも、今回は心身共に限界を感じていました。

始めは辞めてもいいよ、といってくれた夫ですが、しばらくすると「こういう場所を必要としている人がカウンセリングに来るから辞められない」と言い出しました。

辞めたい私と続けたい夫の間で意見が分かれました。


その時に、お互いを批判したり責めたりしないで、冷静に話し合うことで妥協線を見つけました。

近くのアパートに引っ越して、私は引退し、夫は管理者として通いで関わるということで落ち着きました。

ステップ4・・・・状況に関わらず、いつも喜び感謝し、そして思いやりの人生を楽しむ

 この四つ目のステップは、今、チャレンジしていることで一生涯かけて身に付けてい行くものかも知れない、と思っています。
 

著者:柿谷 寿美江
発行:クオリティ・コミュニティをめざす会
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