幸せを育む素敵な人間関係 その⑦ーⅡ [柿谷先生のコラム] | 選択理論心理学・柿谷先生のコラム

人は変えられないが、自分は変われる。そして、幸せを生きる。

選択理論心理学・柿谷先生のコラム

2020.11.03

幸せを育む素敵な人間関係 その⑦ーⅡ [柿谷先生のコラム]

「人生は選択」その②


人生は自分がより良い選択をすることで変えられます。

 

過去のせい、人のせい、環境のせいにしないで、自らが状況を判断し、ベストと思う選択をし、ベストを尽くしていると必ず道は開かれます。

なぜなら、そこにはチャレンジしたことで成長した自分がいるからです。

選択理論では、「過去と他人は変えられない。未来と自分は変えられる」と考えます。

選択理論の提唱者グラッサー博士によれば、「私たちは、過去や環境に振り回されることなく、自らの人生を自分の望む方向に進むべく選択できる」としています。
 
私たちには、夢や願望を、脳の中の上質世界と呼ばれるところにイメージ写真として持っています。

 

 

つまり、自分の人生の質を高めてくれる(基本的欲求を満たしてくれる)と思う人、物、状況、信条、生き方などがそこに入っています。

そして、人はそれぞれのイメージ写真を手に入れようとして行動します。

より健康になりたい、重要な人との人間関係を良くしたい、○○が上手になりたい・・・・・

多くの人が様々な事を夢見ていますが、実現する人、しない人がいます。

私は、物事が自分の思い通りにうまくいかなかった経験がたくさんあるので、その理由が分かります。

強く望んでいなかったり、途中で諦めてしまったり、望んではいても心の中で無理だと思ったりする自分がいるからです。

 これからは、夢を一つ一つ実現する人生を送りたいので、次の三つの事を心がたいと思っています。

(一)実現したいという思いを強く持つこと
(二)望むことに対して必要な行動を取り続けること
(三)様々な経験と多くの人々との出会いから沢山のことを学んで、自分がどんどん成長し、変化していくこと

 オリンピックを持ていてもわかりますが、頑張って努力を積み重ねてきた方々の表情は、とても輝いています。

はじめは、本当にできるんだろうかという不安を持ちつつも、少しずつ勇気をふるってやり続けると、もちろんうまくいかない事もたくさんありますが、やがて「やったー!」と喜び祝うことができるようになります。


人間には、達成したい、認められたい、人の役に立ちたいという欲求がありますから、何かを目指してチャレンジすることは、とても大切で自然なことだと思います。

そして、自分にとって価値があることを目指して頑張っていると、小さなどうでもいいことをあまり気にしなくなります。

そして、過去を引きずる必要もなくなります。

私たちにとって、「目指す」という行為は人間らしい生き方でもあるようです。

ある方が、「猫を目指している犬はいない」とおっしゃいました。

こんな暮らしをしてみたい、こんな理想に近づきたい、この夢が現実できたら・・・・・と考えられるのは、人間だけに与えられた特権のようです。

 でも、多くの人が幸せな人生、幸せな家庭を目指して努力をしているのに、その努力がなかなか認めてもらえないことがあります。

毎日365日、何年も食事作りをするお母さん、多少疲れていても朝には出勤するお父さん、自分なりには頑張ったけれど友だちほど良い成績が取れなかった子ども・・・・

認めてもらえないだけならまだしも、「どうしてあんたはいつもそうなの?」と批判され文句を言われ、怒られるとしたら悲しいですね。

ある子どもが言いました。

「ポチはいいな、お手をするだけで褒められるんだもん」と。

もっともっとお互いの良い面を認めて、励まし合えたらと思います。

 

 

 私は、植物を育てるという事に関して全く自身がありません。

忙しさもあって、すぐ枯らしてしまうのです。

でも、ある方がしぶる私に、絶対大丈夫だからとシクラメンをプレゼントしてくださいました。

その、大丈夫という言葉に励まされてか、私は毎日自分なりにシクラメンの面倒を見るようになりました。

例年ならとうに枯らしてしまうシクラメンも、今年は元気です。

大丈夫かどうかの保障がなくても、あまたならできる、大丈夫、と信頼し励まし、お互いの良い面を認め合える家族関係、友人関係を築いていきたいものです。
 

著者:柿谷 寿美江
発行:クオリティ・コミュニティをめざす会
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